以前、田口召平さんの樹皮細工をオンラインショップでお買い上げいただいたお客様から、持ち手を長く(ポシェットタイプに)して欲しいとご依頼を受け、長い持ち手を 秋田市にある革工房 arbor さんに作っていただきました。
元々は、このような(↓)肩にかける短いタイプの持ち手がついていました。
田口さんの樹皮細工は、木の特徴や風合いをそのまま生かして作られているため、仕上げの研磨や塗装などは施されておりません。
表と裏面は、キハダが使われることが多く、内側は黄色い色味で革のようなつるんとした手触りですが、表面はわりとゴツゴツ・ザラザラしています。
そのため衣服などの擦れを心配し、持ち手は短いタイプしか付けていませんでしたが、既にご利用いただいているお客様がそうした心配も考慮した上で、ポシェットタイプをご希望してくださったので、再び arborさんにお願いすることに。
前回同様、樹皮の風合いに合わせて革の色はダークブラウンに染めていただき、落ち着いた風合いに仕上げていただきました。
持ち手の長さは、お客様の身長から、おおよその長さを割り出しましたが、取り付け口のスナップボタンの位置を変えると、お好みに合わせてサイズ調整できるようになっています。
持ち手の長さが変わると、バックの雰囲気もガラリと変わるものですね。
暑さが和らぎ、お出かけがゆっくり楽しめる気候になったら、世界にひとつだけの樹皮細工のバック、お使いいただけると嬉しいです。
お求めくださったお客様、そしてarborさん、ありがとうございました!