イタヤ皿とよばれる箕から展開されたイタヤかご

雪が終わったら一番に訪れたいと思っていた田口召平さんの工房に伺いました。

 

 

田口さんは、秋田市の太平地区で太平箕(おえだらみ)とよばれる伝統的な箕を作る職人さん。

箕の特徴や田口さんの仕事については、フリーペーパー vol.8 で詳しくご紹介させていただいています。

  

 

そんな田口さんが今回製作していたのは、イタヤカエデの若木で作るイタヤ皿(かご)。

 

中央から外側にかけてイタヤの幅を細くすることで、しなりのある柔らかなフォルムになっています。

 

 

またかごの端々には、箕作りの技が生かされています。

全体的な丸みも、部位によって変わるイタヤの太さも、角の処理も、箕作り職人 田口さんだから成せる技がふんだんに盛り込まれています。

 

 

縁の処理など、荒々しいところもありますが、それも含めて農具として親しまれた太平箕を思い出していただけると嬉しいなと思います。

箕そのものは、プラスチック素材の進化や農作業の変化によって、道具としての需要はほとんどなくなってしまったそうです。

 

 

しかし、箕作りの技をどうにか活かした編組品を作りたい。そんな思いから、このかごは生まれました。

オンラインショップで少しずつご紹介していますので、よかったらのぞいてみてください。 

 

 

オンラインショップ 

https://nowvillages.shop-pro.jp/

  

https://nowvillages.shop-pro.jp/?pid=173324515

 

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