先日発行した「いま、秋田村からvol.11」は、湯沢凧の特集でした。
これを読んでくださった五十崎凧博物館(愛媛)の担当者からご連絡をいただき、なんとこの度、館内で展示している湯沢凧の近くに本紙が掲示されることになりました。
こんな感じで掲示いただいているそうです。

五十崎凧博物館は、愛媛の中部、内子町にある博物館で、世界の凧、日本の凧が常時400点展示さいる四国で唯一の凧博物館です。

毎年5月には「いかざき大凧合戦」という凧揚げの大会が行われています。私も愛媛在住時に見に行きましたが、踊りあり、屋台あり、歌ありで、町内はお祭りモード一色。わいわいと楽しい空気が流れていました。
凧揚げは「カガリ」という刃物を凧に仕込んで、相手の凧糸を切り合う合戦凧。

一見、勇壮に見えますが、よく見ると果敢に攻めたり、守ったり。
鬼気迫る攻防も垣間見れたり、参加者も見物客も楽しめる年中行事でした。

合戦の由来は諸説ありますが、5月5日に男子出生の初節句を祝って凧上げをおこなっていたのですが、ある時いたずらで凧と凧がもつれ合い空中合戦になったのが、この合戦の始まりだとか。

時を経て、こうして愛媛とまた繋がれたことが嬉しいです。
以前のブログで、五十崎凧博物館について書いていますので、良かったら見てみてください。
愛媛の凧 ~五十崎凧博物館のこと~(2015年02月25日 Nowvillage ブログ)

凧が繋ぐこうしたご縁は、楽しいものですね。
本文中にも書いていますが、凧というひとつの遊び道具を起点に、人が集まり、仲間が生まれ、コミュニティーが誕生し、文化が生まれる。それだけでも凄いことだと思うのですが、凧はさらに「凧揚げ」という遊びを通して、地域や国という垣根を越えた文化交流をすることができる共通言語のような存在なのです。
そういえば、小野さんが言っていました。
「たかが凧、されど凧」 と。

もし5月に愛媛を訪れる方がいらっしゃいましたら、「いかざき大凧合戦」ぜひチェックしてみてください。楽しい出会いがあるかもしれません。
五十崎凧博物館の館内でも、本紙フリーペーパー「いま、秋田村から vol.11」を配布いただいています。(なくなり次第、終了となりますのでご了承ください)
五十崎凧博物館
愛媛県喜多郡内子町五十崎甲1437
https://www.town.uchiko.ehime.jp/site/takohaku/



