2024年9月14日(土)、秋田市にある旧松倉家住宅にて「木地山こけしの絵付けワークショップ」を開催しました。
講師は、こけし工人の高橋一成さん。
ナウビレッジでこけしの絵付けワークショップを企画させていただくのは2回目となります。(1回目の様子はこちら→)

高橋さんは、木地山系の伝統型をはじめ、アレンジや創作と、幅広い作風でこけしを製作されているので、多角的な視点からこけしの魅力を伝えくださいます。
作風もお人柄も、あたたかくて懐の深い方なので、高橋さんの周りにはいつもこけし好きな魅力的な方々が集まる印象。今回も秋田をはじめ、県外から遠路はるばるお越しいただいた方もいらっしゃいました。

会場は、こちらの内蔵の中。
先ずウォーミングアップに、高橋さんに持参いただいた12系統のこけしを日本地図の産地上に並べて、それぞれの模様や形、お顔の違いなどを見比べました。
同じように見えても、産地によって特徴があること、また工人さんによって雰囲気が異なることなどを確認した後、さぁどんなこけしを作ろうか?と考えながら下絵を描きます。
構想が固まったら、いよいよ制作へ。

最初は、墨でお顔から。そして頭部、胴体へと筆を進めます。
まだまだ暑さが残るこの日でしたが、内蔵の中はクーラーが完備され快適だったおかげか、みなさん驚くほどの集中力で、絵付けをじっくり進めていきます。

絵付けができたら、ロウを塗って(手ですり込んで)ようやく完成です。

参加者の最年少は、小学2年生の女の子。
初めての絵付け体験だったようですが、1時間半におよぶ制作時間をたっぷり使って、とっても可愛らしい元気いっぱいなこけしが完成しました。

今回の参加者のみなさんは、絵付けのクオリティが驚くほど高く、「もしかして、 工人さんですか?」と、思わず聞いてしまった方も(笑)。

こけしが好きでコレクションされてる方は、普段からよく観賞されているのでしょう。
絵付けを通して、こけしへの愛情がひしひしと伝わってきました。

完成後は、みなさんのこけしを並べて撮影しながら、観賞を楽しみました。
伝統に忠実に描いたもの、アレンジを加えたもの、大好きなキャラクターを描いたもの、オリジナルの絵付けに挑戦したものなど、まさに十人十色の世界観は、いつまでも眺めていたいと思う光景でした。

絵付けを通して、木地山こけしの基礎に触れてもらい、少しでも身近に感じていただけたら嬉しいなと思います。
ご参加いただいたみなさん、講師の高橋さん、本当にありがとうございました!

ちなみに、このワークショップは「ブックギャザリング」というイベントの一環として開催させていただきましたが、イベントのキャッチコピーは、
……
好きなことが似ている同士が
じっくり会話しながらゆったり過ごせる。
そんな日があったら、最高じゃない?
……
というもの。
えぇ、まさに、そんな時間でした。
ワークショップの道具を忘れてしまったり、つたない進行で、至らない点も多くあったと思いますが、大好きな木地山こけしを通して色んな方と出会い、話し、そして完成品を眺めることができて、私にとっては至福の時間でした。

こけしが持つ魅力を、秋田でも、ゆっくりじっくり伝えていけたらと思っいるので、またいつか開催したいです。
ありがとうございました!



