天気予報に雪マークが並ぶ季節がやってきました。
今年は夏から冬があっという間で、年々秋が短くなっているような気がします。

来年の干支は「辰」。
夏を過ぎたあたりから、藁細工製作の武田謙一さんと「今年はどうしようかねぇ~」から毎年始まる、この干支作りも4年目。大切な恒例行事になってきました。
武田さんは、私がこれまで見てきた藁細工製作者のなかでも、圧倒的に立体物を作るのが得意な方で、彫刻的な感覚に優れています。

いつもなら、図鑑や画像を見ながらモデルとなる動物のかたちを研究し、「ここに関節があるべ」といいながら、かたちを作り上げていくのですが、今年は「架空だもんなぁ~」「実際に居ねぇンだもんなぁ~」と、ため息混じりのぼやきを何度聞いたことか。

でも最終的には、立派な「辰」に仕上げてしまうのが、武田さんの凄いところ。こんなかわいらしい辰のお飾りができあがりました!

輪飾りは、直径約15㎝ほどの小ぶりのサイズ。上に引っ掛ける用の紐が付いています。
輪の中央にいるのが、辰。

輪と辰を2箇所、凧糸で結んでいるので、泳いでいまように見えますが、しっかり固定されています。

固定している凧糸を切れば、辰だけ取り外せるので、お正月飾りの役目を終えたら辰だけ取り外して飾ることもできます。

もちろん辰だけの販売もしています。
ちなみに十二支のなかで、なぜ辰だけ架空の生き物なのでしょう?
これに関しては諸説あるようですが、中国で辰(龍)は麒麟、鳳凰、霊亀と並ぶ、四種の霊獣の一つなんだとか。このなかでも最も力があるとされたのが辰だそう。
オンラインショップでの販売は、12月1日からスタートし、発送は12月15日以降になります。
干支の輪飾り オンラインショップはこちら→
辰のポストカードもできました!


