「こけし百万遍」についてお話を聞いてきました

秋田県湯沢市川連町の大舘集落に伝わる「こけし百万遍」について、地元の方々にお話を聞いてきました。

百万遍(ひゃくまんべん)とは、数珠繰りをしながら念仏を百万回唱える供養のこと。

念仏を唱えながら大数珠を複数人で回す法要は、これまでも埼玉などで見たことがありましたが、こけしの産地であるこの集落では、数珠がなんとこけしのかたちをしています。

 

 

地元のこけし工人さんが作ったもので、背中には戒名が書かれています。

百万遍は、近くの集落でも行われていますが、数珠がこけしのかたちをしているのは、ここ大舘集落だけなのだとか。

 

 

お集まりいただいた十数名の方から、当時の様子をいろいろとお聞きすることができました。

 

まだまだ知らない秋田がたくさんあるなぁ…と、感無量で帰路につきましたが、あまりに貴重なお話を聞いたので「いま、秋田村から」の別冊を作って記録しようか、どうしようかと、考えています。

 

 

ちなみに、こけし百万遍は、湯沢市の有形民俗文化財に指定されています。

https://www.city-yuzawa.jp/site/bunkazai/2166.html

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