



中秋の名月。十五夜のお月見に供えるものを、子どもたちと準備しました。
だんご粉からおだんごを作るのは5年ぶりでしたが、粘土遊びのようで楽しかったみたいで5歳の長女は上手に丸めてお湯にポトンと入れてくれました。
そして近くの草むらで、虫や草を格闘しながらススキを採っていたら、娘がこう言いました。
「ねぇ、どうしてススキなの? もっとかわいいお花を飾りたいんだけど…」と。
朝からおだんごをせっせと準備して、お気に入りのお皿や花瓶もセッティングしたのに、そこに活けるのがなぜこんな草ボーボーの中から採ったススキなのか?と、疑問に思ったようです。
うん、娘の気持ちはよくわかる。
ススキって、だいたい荒地や草むらにしか生えてないから、採るのもひと苦労なんですよね…(笑)。
私も分からなかったので、家に帰って本で調べたところ、こんなことが書いてありました。
『ススキは「稲」に見立てて五穀豊穣を願って飾るもの』だそう。ちなみに、おだんごはまあるいお月さまだそう。
へぇ~!と親子で納得し、無事にススキを飾りました。

参考にした本はこちら。世界文化社の「行事のはなし12か月」です。



