秋田の秋は、驚くほどあっという間に過ぎていきます。
朝晩すっかり涼しくなり夏が終わったなぁ~と思っていると、気付けば冬の足音がすぐそこまで…。季節の移ろいの速さに、いつもソワソワしてしまう9月。
この時期に、おすすめしたい手仕事があります。
それは「ススキのほうき作り」。

私は毎年自分用に作っていますが、わりと簡単なので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

【時期】
だいたい9月~10月。地域によって異なりますが、ススキがホワホワ、モフモフになったときがベストな時期です。
【必要なもの】
ススキ、ハサミ、紐、手袋、くし
【手順】
①ススキを探す

②ススキを刈る
モフモフ&フワフワのススキを、穂先から80㎝~100㎝くらいのところで刈ります。だいたい40~50本くらいで、1本のほうきができるイメージ。
穂毛が落ちた状態でもススキは生息していますが、枯れてしまったススキは弱くほうきに適さないので、フワフワの状態のものを使うのがベストです。

③束ねて干す
1週間~10日くらい、雨のあたらないところに干して、水気を飛ばします。

④穂毛をとる作業
手袋でしごくように穂毛を取ります。なかなか取れないときは、くしを使うと効率よく取れることも。モフモフが取れて、だいぶほうきらしくなってきました。

⑤紐で束ねる
柄の長さ、穂先の太さ、幅など、作りたい箒のかたちをイメージしてから、ススキを紐でくくります。具体的に履きたい&使いたい場所を想像すると、ほうきのかたちが決まります。節の位置や、穂の先を合わせると、出来上がりがきれいになります。


⑥仕上げ
実際に履いてみながら、紐の部位を調整します。一番上に、引っ掛けるための紐を付けるのも忘れずに。
私は平たいほうきが欲しかったので、輪ゴムで束ねて仮止めしてから、紐を巻いて補強しました。

⑦完成!
今回は、家具と壁の隙間など、手も掃除機も入らない細い場所を掃除したかったので、柄が長くて、平たいかたちのほうきを作ってみました。結果、思っていたよりしなりが強くて、すごく使いやすいです。


ススキは日本各地に生息していますが、モフモフ盛りのススキを50本くらい採るには、群生地のような場所でないと難しいかもしれません。
でも山間部や手入れが行き届いていない場所にこそ、ぐんぐん生えているので、ススキを見かけたらぜひ試してみてください。ススキがぐんと身近に、愛おしく感じられます。
そして、ほうきってシンプルだけど、こんなに奥が深いんだなってことにも気付けるはず。暮らしの身の周りにある道具たちが、輝いて見えてくるかもしれません。
今年はコロナの感染者数が増えてきたのでワークショップにはしませんでしたが、来年は、みんなでススキを持ち寄ってほうき作りができたらいいなぁと思っています。
Instagramでは、ススキ採りの裏話、イラスト日記で綴っています。



