秋田の伝統工芸「秋田蕗摺(あきた・ふきずり)」。
以前、河北新報の取材でお話を伺ってから(こちら→)その魅力に惹かれ、宮越力(みやこし・つとむ)さんに制作をお願いしました。
そして先日、額装された秋田蕗摺が、ようやくわが家にやってきました。

額を作ってくれたのは、由利本荘市に工房を構える木工舎のつきのわの岡本雄さん。
(只今、オンラインショップで、山桜のプレートを販売中です→)

わが家は賃貸で壁に穴を開けられないので、どうやって額を飾ろう?と悩んでいたのですが、岡本さんの提案で石膏ボード用の金具で飾ることができる額を作っていただくことに。
画びょうくらいの小さな穴で飾ることができて、もちろん落下の心配もありません。

額の雰囲気も、秋田蕗摺に合うシンプルで優しい風合いに仕上げていただきました。
秋田の人にとって、秋田蕗(フキ)は身近な植物です。
私はまだ見慣れないので、至るところに生えている蕗の生命力や巨大な葉っぱにギョッと驚いてしまいますが、こうして作品化されると葉脈の美しさやのびやかな造形が際立ちます。
秋田蕗摺には、秋田の自然観や優しい眼差しが写し出されているような気がします。
四方八方にぐんと伸びた葉脈を見つめていると、両手を広げた秋田蕗に歓迎されているような、はたまたしっかり生きるんだぞ!と言われているような、そんな気分になることも。
この秋田蕗摺をお守りに、秋田の魅力をともに再発見していけたらと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。



