秋田県横手市でつくられている郷土玩具「中山人形」の工房を訪問させていただきました。
製作しているのは、五代目を継ぐ樋渡徹さん。

中山人形は土などの型に粘土を込めてつくる〈型取り〉という手法で作られていますが、先代から受け継いだ型はなんと500種類にも及ぶそうで、工房の飾り棚にはこれまで製作された土人形がずらりと並んでいました。
歴史を感じる神々しい人形から、くすっと笑えてしまう愛嬌のある人形まで、その幅は広く中山人形の歴史の深さを改めて実感しました。

いわゆる〈庶民の楽しみ〉として、人々の暮らしとともに長い歴史を歩んできた中山人形。
身近な存在だからこそ、込められた想いや願いがあり、それがひとつの特色となって中山人形の歴史をつくっているのだと知ることができました。

そして、今もこうして作られているという奇跡は、つくり手や中山人形を愛する人々の結晶のよう。
貴重なお話をたくさん聞くことができたので、きちんとまとめて改めてご紹介したいと思います。


