秋田県の角館には、ひなまつりの時期にお供えする「ひなっこもち」という郷土菓子があります。
菱形の「ひしもち」や「ひなあられ」は、雛菓子としてよく聞きますが、「ひなっこもち」という存在を知ったのは初めて。先日、まちづくり団体と子育て支援が主催する「ひなっこもちづくり」という教室があったので、参加してきました。
もち米粉(に少しだけ小麦粉を混ぜたもの)でつくった皮に餡を入れて丸め、表面に食紅などで色付けした生地を張り付け、模様をつくっていきます。
伝統的な模様は、春をイメージさせる花のようなものが多いそうです。

写真はわたしの創作なので角館の伝統絵柄ではありませんが、おもちを蒸かすとぷっくり膨らみ、色に艶も出てカラフルな出来上がりに。ワクワクするような創作過程に、久しぶりに心が踊りました。
3月と言えど、秋田はまだまだ寒い時期。春に思いを馳せながら、娘たちの健やかな成長を願って作られたのでしょう。ちなみに、できあがったおもちを笹の葉に乗せるのも、この地域の伝統。殺菌効果があるそうです。葉の採り方や、保存方法についても丁寧に教えていただきました。
古くから続く郷土食には、先輩たちの知恵や想い、地域特有の文化がぎゅーっと詰まっていて、知れば知るほど好奇心が膨らみます。
近年は「ひなっこもち」をつくる家庭はだいぶ少なくなってきているようですが、地元のスーパーや物産市では販売されるそうなので、これからの時期が楽しみになりました!家でも、子どもと作ってみようと思います。


